3児の父、家庭を顧みた結果、筋トレ

子育て・筋トレ・生活を中心に、色々書いていきます。

【仕事】上場企業で新卒採用1次面接官になった私が感じるグループ面接のポイント

こんにちは、じゃんくです。
まもなく2月。2020年卒採用は3月1日から採用情報、エントリー受付開始となり、
現・大学3年生は今まさに自己分析や企業研究などを進めているところかと思います。

私は普段とある上場企業で営業をしていますが、現場の中堅社員として時折、人事部より指名を受けて一次面接官を担当する事があります。

今回は、そんな私から見た、1次(グループ)面接でのポイントについて書いてみます。
※ この記事は私の私見ですので、この内容を網羅していたら通過する、という保証は無いことを念の為、お伝えしておきます。

 

■企業の採用活動について
オフィシャルな採用活動の開始は、上記の通り2020年卒採用は3月1日解禁となりますが、できるだけ良い人材を確保したいと思っている各企業は概ね、インターンシップや大学での個別説明会などを開催しています。

企業側としては、エントリーしてもらわないと採用することもできないわけですので、
要するに企業の宣伝をして、自社に興味を持ってもらう人材を増やしたい、という事が
主な意図(母集団形成)になります。

ここの母集団から、 エントリー数>適性試験受験者数>面接・・・内定数とそれぞれに
目標値が定められており、その枠内に入っていくということが選考プロセスを通過する
という事になります。

ここでお伝えしたいのは企業側は「落としたい」と思っているわけではなくて、
「自社が選ばれない」リスクを感じながら、目標値を設定し、プロセスを進めている
ということ。就活生側は「選ぶ側」なのです。

 

■グループ1次面接でのポイント
私が担当する事があるのは、1次のグループ面接です。数名部屋にはいってもらい、
順番に話を聞いていきます。時間は30分程度。スピーチとディスカッションを
行ってもらい、その様子を見ています。

その面接で何を見ていると思いますか?

スピーチの内容の素晴らしさでしょうか?ディスカッションでのリーダーシップでしょうか?もちろんそれらも一要素ではありますが、一番見られているであろうことは
「コミュニケーション能力」です。

コミュ力。これ、勘違いされやすいのですが、必ずしも明るく流暢に話ができることが
即ちコミュニケーション能力というわけではありません。

採用担当から伝えられる「ここを見てほしいポイント」のコミュニケーション能力にはこんな内容が含まれます。

・ 他の就活生の話をよく聞いているか(他人の話に耳を傾ける姿勢があるか)

・ 面接官から話しかけられた時の反応はどうか

・ 他者に話を聞いてもらえる態度で話をしているか

 (明るくハキハキのみに拘らず、当人の姿勢を見る)

 

要するに「コミュニケーション能力」とは話す能力に限らず、その人の話す/聞く態度(非言語コミュニケーション能力)を含めた評価、ということですね。

 

 グループ面接では、時間の関係からも 一人ひとりの詳しい話を聞くことができません。その分、発言内容そのものよりも、その人の態度や姿勢が重要になってきます。

その点を忘れずに面接に臨めば、大いに面接官を悩ませる事になるでしょう。

 

▪️おまけ

そういえば、最後の質問で、株や株価に関する質問はやめておきましょう。プレスリリースなども見て、それらを伝えながらのアピールなら少しは違ってきますが、大抵はあまりいい結果にならないと思います。採用活動で求めているのは株主ではなく、同じ目線で働く仲間なのですから。

 

それではまた