【子育て】「父親の自覚」って何?
こんにちは、三児の父、じゃんくです。
今回は時折話題に登ったりする「父親の自覚」 について書いてみます。
「父親の自覚」という言葉が出てくる時は大抵「足りない」や「 ない」
とセットになっているように見受けられます。
要するに不満の声として「父親の自覚がない」が世に表現され、
妻は怒り、夫は悩んだり悩まなかったりしているわけです。
でも、実際「父親の自覚」って一体何なんでしょう?
■男性目線の「父親の自覚」
当然人により差異があるとは思いますが、おそらく一般的に男性へ
「父親の自覚って何?」と問いかけたときには、このような返答が
返ってくるのではないでしょうか。
・仕事をして家庭を支え、将来に備えるためにお金を稼ぐ事
・父親として子供に道を示すこと
・日々の育児の手伝いをすること
・・・どうでしょう?
どれも確かに大切な役割ですよね。
仮に子供を大学まで行かせようとすると、おおよそ1~2千万円
かかると言われています。そのために仕事を頑張り、お金を稼ぐ。
父として正しいとは何かを教え、ときに背中で道を示す。
日々妻の代わりにおむつ交換をし、お風呂に入れ、 休日は家族で遊ぶ。
どれもとても良いパパ像に見え、「父親の自覚」 がありそうな感じです。
でも、違う。
不満の声を漏らす妻の言う「父親の自覚」は、 もう少し奥にあります。
■じゃ、「父親の自覚」って何よ?
一言で表すならば「 母親が居なくても子どもたちのフォローをできる」ことであり、
母親から見て「心配なく家庭のことを投げられるか」 という事であると考えています。
先に述べた、 家庭における日々のオムツ替えなどのタスクを肩代わりすることも 、
もちろん大切です。しかし、そこには「 任せられそうなタスクを切り分けて提示する母親」と
「できるタスクを受け取って処理をする父親」 という構造ができてしまい、この部分において、
父親は指示待ち状態。タスクを開始するために、 母親を必要としてしまっています。
平たく言うならば「主体性がない」状態なのです。
この状態で「今日は1日俺に任せて外に遊びに行きなよ」 と言ってみても
母親は心配になりながら外出し、「◯◯はどこだっけ?」「◯◯ の時はどうしたらいい?」など
メールが来ようものなら、 半日の予定を2時間で切り上げて帰宅する羽目に。
帰ってきてみたら食器はぐちゃぐちゃ、家は散らかり、 子供は泣いている。
「ありがとう」と言いながら笑顔で気持ちを押し殺して、 その心の内では
「かえってストレスだからもう全部私がやるほうがいい!」。
そしてそれはいつか爆発しお互いの仲は険悪に・・・
こんな事態を避けて通るためには、父親には「主体性」 が必要です。
日常的に子供の食事の準備や着替えのサポート、 またその前後に発生する
副次的タスク(食器洗いや後片付け)等々について理解し、 それをきちんと自分で
処理できるようになっていかなくてはなりません。
つまり、「父親の自覚」を母親に示すためには、 父親自身がタスクを考え、
向き合い、処理し、日々の中で「母親の指示に依存していない」 ということを
示して行く必要があるのです。
■おわりに
いかがでしたか?「父親の自覚」芽生えてきましたか?
芽生えた「自覚」がきちんと花開くように、日々「 母親のサポート」ではなく
「自分ゴト」として、家庭の色々に目を向けてくださいね。
これができるようになった時、きっと父親と母親は、 背中を預ける戦友になれると思います。
戦友となったあなたたちは辛い話、面倒な話、 楽しい話をたくさん共有できて、お互いに
共感しあい、より絆は深まることでしょう。
それでは楽しい育児を!
じゃんく